紋瓦                はの門 付近 E

 姫路城には鬼瓦、巴瓦(ともえがわら)唐草瓦などに、歴代城主の家紋がちりばめてあります。

はの門 付近 E

 皆様が歩いておられる道、城内の通路はことごとく迷路になっております。天守に近づくかと 思えばたちまち反対に進み、石垣土塀の突き当たるジグザグ道です。
 ここでも東に進む進路は石垣で行き止まりのように見えますが土塀をはさんでUターンして 「にの門」に通じます。
 これが甲州流といわれる迷路で、いうところの縄張りの妙です。こうして「菱の門」から 天守閣まで直線距離で130mですが、実際の道はその2倍半もの長さになっております。
 しかもその道は、急な階段と急な坂道続きで狭く高い石垣と土塀に挟まれて、まるで谷底を 通るようです。敵兵が攻めこんできても、道幅がせまいため大勢が通れませんし、困難することに なりましょう。
 更に塀や櫓に設けられた穴、これを狭間(さま)といいまして、城内のどこにいても、どこかの 狭間からねらわれることになり、守りやすい仕組みになっています。





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